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MotoGPにおける外国人ライダーの氏名表記について (1)Quartararo(仏)篇

皆さん、ちゃおでーす。あんきもでーす。
なんだか固めのタイトルですねー。

さて! ついに、ロードレース世界選手権(MotoGP)の日本グランプリが始まりました! ななななんと、GPクラスでは我らがValentino Rossiくんがポールポジション獲得です! お風邪召してるというのにすごいですね。
また、Moto2クラスでは、私のイチオシ・Franco Morbidelli(ふらんこ・もるびでっり)選手は3番グリッド、Moto3クラスではNicolò Bulega(にころー・ぶれが)選手が5番グリッドからという好位置からのスタートです。二人にも期待!
(分かってる風な口調で“グリッド”なんて単語使ってみたヨ!)
ま、何はともあれ、けが人なしの白熱した決勝レースになってほしいものです。(って、既にスペイン人のトップ選手が骨折してしまってますが…。早く良くなってください、ダニ・ペドロサ選手)

さてさて、では本題に入らせていただきますが、まあ、私の中では長年くすぶっている問題がありまして、それは「イタリア語を日本語の中で表記する場合、どう表すのが良いのか」ということです。
いっつもこの関連の話題を書きたいと思いながら、相手が大きくて複雑な問題をはらんでいるためにまとまらず、書いても書いても上手くいかないことの繰り返しです。お陰様で、年を重ねるごとに少々は視野が広がってきていることもあり、するとますます書きづらいのです。
若い時は、自分の意見が正しいと思っていて、周りのことなんか見えないものだから、勢いで一方的なことも書けたかもしれませんが、そこは齢八十を過ぎたあんきも。いろいろ考えるようになったんですよねー。「あー、こんなヘンテコイタリア語表記しているのには、ここまでに至る歴史、つまり色々な事情があったからにちがいない」ってね…。そうなると、滅多なことは書けなくなるんですよね、ゴフ、ゴフ…(咳)。

そんなこんなで書きづらい話題なのですが、MotoGP関連で一つ頑張ってみたいと思います。しかもイタリア語からはちょっとズレて、“イタリア関連”の話になりますが。


MotoGPの最軽量クラスはMoto3というのですが、そこにFabio Quartararoというフランス人選手がいます。1999年、ニース生まれです。(若!)

彼の名前を見て、イタポ界の方は大抵こう思うのではないでしょうか。
「ふむふむ、イタリア系フランス人なのね。ファビオ・クワルタラーロさん?」と。

開幕戦のカタールGPを見ていた時のことだったでしょうか。
MotoGPの公用語は一応英語なので、国際映像に出る字幕などは英語です。
彼の名前が画面にアルファベット表記で出た時に、私はそう思ったんですね。「あー、きっとイタリア系フランス人なんだろうな、このファビオ・クワルタラーロくんは」と。

そしたら、その国際映像を見ながら喋っている日本テレビのアナウンサーさんが、彼の名前を「ファビオ・クアッタハッホ」と読んだのです!
もう、この時に私の受けた衝撃は、かなりのものでした。

だいぶ前にこのブログの中で、ドイツ語とフランス語のRの音は、「有声口蓋垂摩擦音(ゆうせい・こうがいすい・まさつおん)」という、ガラガラうがいをするような音だという話を書きましたが、「クアッタハッホ」という表記はまさに、「Quartararo」をフランス式に呼んだその音を、できるだけ原音に近い形で日本語に書き表そうとした結果ではないですか!

私が長年考えてきたことは、
「イタリア語を日本語の中で表記する場合、どう表すのが良いのか」
 → 「できるだけ原音に近い形で書き表したいよね。だって日本語とイタリア語の発音はとっても似てるんだし、それが可能なんだから」
ということなのですが、どうもどこかで色々な作用があったりするのか、日本語の中に変な形で着地しちゃった(させられちゃった)イタリア語を見ると、寂しくなります。昔は憤ったりもしましたが、今はもう悲しみの方が大きいっていうか…(何だそりゃ)。例えは出しませんけども。

イタリア語を原音に近い形で日本語で書き表すことは、他の言語と比べたら簡単です。でも、やらない。そんな風土の日本においてですよ、しかもバイクレース業界の中でですよ、「原音に近い形で日本語表記するのは難しい部類に入るフランス語を忠実に再現してみました!」ってこの努力、そしてその表記が放送用に使う人名の読み方として日本テレビで採用された背景……一体そこには何があったのでしょうか。

まあ、ちょっと日本のバイク業界の方には失礼なことを言いますが、私、MotoGPを見始める時に、「日本のバイク業界におけるイタリア語→日本語表記」に対して、まっっっっったくちゃんとしたものを期待していなかったので、イタリア人選手の名前表記とかへんてこりんにされてても驚かないよって、覚悟を持っていたんですね。それこそ、「バレンチノ・ロスシ」とか想定内だ、くらいの。(今までにそういう実績に触れてきたから、そう思うようになっていたのです。)

そんなところに「イタリア系姓名なフランス人の名前を、フランス語の原音に近い形で日本語表記する」という超難易度高めな技を初っ端に見せられたので、本当に衝撃を受けたのでした。

(日本人のモータージャーナリストの人が、Fabio Quartararoくん本人に、自分の名前を発音してもらってた動画がネット上にありましたので貼り付けておきます。フランス語R発音が苦手な人には辛い名字ですね)



他にも、MotoGPのライダー名表記では感心しちゃった点がありまして、「Lorenzo」と名の付くイタリア人とスペイン人がいるのですが、イタリア人のことは「ロレンツォ」、スペイン人のことは「ロレンソ」と表記しています。こういうのを見ると、制作サイドにいる人に、ちゃーんとライダーに対する愛があるんだなというのが分かって嬉しいです。(ただ、スペイン人のホルヘ・ロレンソ選手が年間チャンピオンになったりしていて有名なこともあり、アナウンサーの中にはイタリア人のこともロレンソって読んでる人がいました)

ただ、中には、どこを定点にしてライダーの名前を表記するのかが、ふらついている例もあります。(仕方ないことですけど)
フランス人のJohann Zarco選手はヨハン・ザルコ、ドイツ人のJonas Folger選手をジョナス・フォルガーと呼んだり書いたりしていますが、それぞれの言語の読み方をすると、名前はジョハンとヨナスになりますし、ザルコ選手に“クアッタハッホ・ルール”を適用してあげたら、ジョハン・ザハコになるのが適当と思います。(ちなみにザルコ選手はカンヌ出身。クアッタハッホ選手と同じく、イタリアに近いフランスですね)

また、MotoGP界は公用語が英語なので、国際放送では全部、ライダーの名前は英語風味で読まれてしまいます。前出の例で言えば、Jonasは何国人であろうがジョナスにされちゃうように。同じアルファベットを使う言語同士ですから、それも仕方ありません。

とまあ色々書いてきましたが、相手は言語です。長い長い歴史を持っていて、ひとくくりにできるものではありません。そしてここは日本。他の国から様々な文化を取り入れては自分好みに発酵させて使う国です。日本語の中でどう外国語を表記するかという問題に、揺るぎない定点など設置できるはずはありません。
だから結局は、あー、その表記良いよなー、なんかその表記は納得いかないんだよねーなどとブツブツ言いながら、大きな言語の川の流れに乗って、たどり着くところへ行くしかないのだと思います。

では、Forza Valentino!! でも風邪お大事にね! ちゃお!

余談:冒頭に書いたNicolò Bulegaくんですが、名前がNiccolò(にっころー)じゃなくてNicolò(にころー)なのです。同じMoto3にはNiccolò Antonelli(にっころー・あんとねっり)くんもいますし、ニコロという名前には2タイプあることを知りました。
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Author:あんき~お
しばらくイタポ生活から離れていましたが、おかげさまで最近復帰いたしました。

 

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